安東章裁判官≪43期≫
【控訴期間の告知】
「2週間以内に」
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 千葉地裁
【地裁で裁判員裁判の経験】
あり。
………………………………………………………………………………
【裁判官として信用できるか】
あまり現場に出てこないとはいっても、ずーっと刑事裁判に携わっていながら無罪判決と無縁の裁判官は信用しない(21/5)。
【もしも被告人の立場になったとき、この裁判官に……】
ずーっと刑事裁判に携わっていながら、無罪判決と無縁の裁判官には裁かれたくない(21/5)。
【その他】
2010年12月初旬。
千葉地裁813法廷でその日唯一の公判開廷予定時刻は13時5分だった。
ところが同法廷はその3分前になっても真っ暗なまま。
だーれも廷内にいやしない。
弁護人が法廷とびら前で連れとおしゃべりして時間をつぶすなか、書記官が開錠したのは13時8分のこと。
弁護人に続き足を踏み入れた私が視線を前方に送ったとき、裁判官、被告人らは所定の位置に着いていたものの、検察官席は空席だった。
その後、開廷予定時刻から遅れること10分。女性検察官が駆け込んできて、まくしたてた。
「申し訳ありません」
やや間を置いて、裁判官が首を斜め右に動かし、言葉を返した。
「検察官、気をつけてください」
前回、この日の判決予定時刻を弁護、検察双方に打診したうえで、最終的に決めたのは法廷のセンターに陣取る裁判官だろう。
書記官だってそのやり取りを聞いていたはずだ。
であるならば、どうして定刻前に入口のとびらを開けないのか。
検察官も検察官だが、裁判所も裁判所ではないか。
10分も遅刻した検察官に裁判官が一言、述べるのは当然にせよ、程度の差こそあれ、時間にルーズな点では同罪である。
にもかかわらず、裁判官に物申す者不在ゆえに、≪裁判官が検察官に注意をして一件落着≫ とする展開にはモヤモヤしたものが残る。
アンバランスでしょ?
かくして、外野席住人の私の出番となる。
「安東裁判官こそ、気をつけてください」
【人事レース/最高裁の意思推察】
○ 2021年5月現在、甲府地家裁所長を務めている。
≪ハイクラスポジション⇔現場≫ を行き来する首都圏担当刑事裁判官。
いったいどこまで上り詰めるか(21/5)。
○ 2022年2月現在、東京高裁刑事3部でトップを務めている。
≪ハイクラスポジション⇔現場≫ を行き来する首都圏担当刑事裁判官。
いったいどこまで上り詰めるか(22/2)。
細谷泰暢裁判官≪50期≫
【黙秘権告知中の視線】
被告人に視線を向け。
【黙秘権告知中に……】
「被告人がずっと黙っていても、不利益な扱いをしない」 旨の説明なし。
【罪状認否の問いかけ文言】
「さきほど、検察官が読んだ事実。これについて、なにか違っているところがありましたか」(10/12)
【最終意見陳述を促す文言】
「これで審理を終わって、次回に判決を言い渡すことになりますが、最後になにか述べておきたいことがあれば、いま、この場で述べてください」(10/12)
【控訴期間の告知】
「14日以内に」
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 千葉地裁
【地裁で裁判員裁判の経験】
あり。
………………………………………………………………………………
【裁判官として信用できるか】
ずーっと刑事裁判に携わっていながら、無罪判決と無縁の裁判官は信用しない(20/12)。
【もしも被告人の立場になったとき、この裁判官に……】
ずーっと刑事裁判に携わっていながら、無罪判決と無縁の裁判官には裁かれたくない(20/12)。
【その他】
○ 朝10時からの新件。
入廷時に朝のあいさつをされたようだったが、明瞭には聞き取れなかった(10/12)。
○ どちらかといえば、早口進行に属する(10/12)。
【人事レース/最高裁の意思推察】
2019春、東京地裁刑事15部 No.2/4 から司法研修所教官へ。
大都市のみでワークする ≪エリートポジション⇔現場≫ 担当刑事裁判官。
いずれ、東京地裁刑事部の事務を総括する者に指名される(20/12)。
浦崎浩裁判官≪期≫(官吏死亡)
【黙秘権告知中の視線】
1:1くらい=被告人に視線を向け:視線を落として(10/12)。
【黙秘権告知中に……】
「被告人がずっと黙っていても、不利益な扱いをしない」 旨の説明なし。
【罪状認否の問いかけ文言】
「いま、読み上げた公訴事実。この事実のなかに間違いはありますか」(10/12)
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 東京簡裁
笹本昇裁判官≪期≫
【黙秘権告知中の視線】
被告人に視線を向け。
【黙秘権告知中に……】
「被告人がずっと黙っていても、不利益な扱いをしない」 旨の説明なし。
【罪状認否の問いかけ文言】
「いま、検察官が読んだ事実はどうですか」(10/12)
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 東京簡裁
………………………………………………………………………………
【その他】
審理中、対被告人に限り命令形連発(10/12)。
「後ろの席に戻りなさい」
「被告人は証言台のところへ出なさい」
「元の席に戻るよう」
【人事レース/最高裁の意思推察】
2022年11月23日限り定年退官(22/12)。
高橋純子裁判官≪53期≫
●1審一部無罪 【11/1】 ★ひき逃げ事件で身代わり出頭

●1審一部無罪 【09/1 】 ★パチンコ玉盗など

………………………………………………………………………………
【起訴状受領の確認】
しなかった(12/12)。
【黙秘権告知中の視線】
被告人に視線を向け。
【黙秘権告知中に……】
「被告人がずっと黙っていても、不利益な扱いをしない」 旨の説明なし。
【罪状認否の問いかけ文言】
「いま、検察官が読み上げた事実について、違っているところはありますか」(12/12)
【最終意見陳述を促す文言】
「これで審理を終わりますが、なにか言っておきたいことがありますか」(12/12)
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 千葉地裁&東京高裁
【地裁で裁判員裁判の経験】
たぶんあり(20/2)。
………………………………………………………………………………
【その他】
千葉でも東京でもマスクを着用されている。
隠されている口元のラインに興味津々(19/11)。
【人事レース/最高裁の意思推察】
○ 茨城県内を拠点に関東で異動を繰り返す現場担当刑事裁判官。
どこかの地裁支部/刑事部総括ポジション到達ならあるのではないか(20/2)。
○ 2020年12月現在、宇都宮地裁栃木支部で刑事を担当している。
茨城県内を拠点に関東で異動を繰り返す現場担当刑事裁判官。
出世云々なんて眼中にないかも(21/1)。
今崎幸彦裁判官≪35期≫
【黙秘権告知中の視線】
被告人に視線を向け。
【黙秘権告知中に……】
「被告人がずっと黙っていても、不利益な扱いをしない」 旨の説明なし。
【罪状認否の問いかけ文言】
「(被告人が起訴状を受け取ったかどうかを確認後)起訴状は読みましたか。(被告人返答後)そこに書かれているなかで、違っていると思う点はありましたか」(11/12)
【控訴期間の告知】
「2週間以内、きょうを含めれば15日以内ということに」
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 東京地裁
【地裁で裁判員裁判の経験】
あり。
………………………………………………………………………………
【裁判官として信用できるか】
信用していいのかどうか、全然わからない(21/6)。
【その他】
○ 穏やかな物腰。被告人を 「ヒコクッ」 と呼ぶ(11/12)。
○ 「それでもボクは会議で闘う」 (周防正行さん著 岩波書店) p27、37~、77~、170~、182~、212 に当裁判官に関する記述あり(16/1)。
【人事レース/最高裁の意思推察】
2021年6月現在、東京高裁長官を務めている。
首都圏 ≪ハイクラスポジション⇔現場≫ 担当刑事裁判官。
定年退官の日までに間に合いそうだ(21/6)。