左遷にあらず
話題の樋口判事が今春、福井地裁民事部総括から名古屋家裁部総括へ異動されたことについて、 「左遷ではないか」 とのネット上の書き込みがありますが、いたって普通の人事です。左遷などではありません。
樋口さんは裁判所内では大して出世しなかったけど、後世に語り継がれる裁判官のひとりになりました。
樋口裁判長並びに両陪席に敬意を表します。
阿部浩巳裁判官≪40期≫(退官)
●1審無罪 【15/4】 ★心神喪失>窃盗

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【黙秘権告知中の視線】
9:1くらい=(ペンを持った手を動かしながら)下など、いろんなところに視線を向けながら:告知の最後の最後だけ、被告人に視線を合わせながら。声は明瞭(09/8)。
【黙秘権告知中に……】
「~(質問に)答えなかったからといって、不利益に扱われることはありません」 と明言する。
【罪状認否の問いかけ文言】
「さきほど、検察官が読み上げた公訴事実について、どこか違っているというところはありますか」(09/8)
【最終意見陳述を促す文言】
「これで本件の審理を終わることになりますが、最後に特に述べておきたい点があったら、述べてください」(09/8)
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 東京地裁八王子支部&横浜地裁川崎支部
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【裁判官として信用できるか】
信用しない。
【もしも被告人の立場になったとき、この裁判官に……】
この裁判官には裁かれたくない。なんだかよくわからない裁判官なので(15/4)。
【その他】
○ 顔付きが一般的な裁判官のそれとはちょっと違う。
○ 視力が悪いのか、文字を追っかけているときは必ず、前かがみ。姿勢が悪すぎる。どうしても印象点が低くなる。
○ 被告人の最終意見陳述中、手帳を開き、目を落としている。一応、話を聞いているようではあるが、その一方で判決期日の当たりをつけている。
○ 新件を原則、40分枠に設定。マトモな審理ができるわけがない。
○ 被告人への指示は下を向いたまま、ほぼ命令形。
「被告人、証言台のとこ(ろ)、立ちなさい」
「検察官が起訴状を読み上げますので、その場で聞いてなさい」
「次回期日を●日に指定しますので、出頭しなさい」
「元のとこ(ろ)、腰掛けて聞いてなさい」
「被告人、証言台のとこ(ろ)、立ってくれるかな?」(例外)
【人事レース/最高裁の意思推察】
○ 2015年4月現在、東京高裁管内現場担当刑事裁判官として地裁段階でのピークを東京地裁立川支部で迎えている。
その立川では、裁判官人生初の部総括を務めている。
一仕事終えた裁判官が集まる支部に部総括を務めたことがない裁判官が送り込まれた。どこかの地方裁判所ですでに頂点に達した裁判官が 「いやぁ、ご苦労だったね」 と肩を叩かれながら配置される支部に、40期の出世路線から外れていると判断できる裁判官が初の部総括として配属された。
枠に収まりきらず、むしろはみ出しているように見える裁判官がぎりぎりのタイミングで部総括に据えられたこと、その場所がなんと都内立川だったこと。この2点においてびっくり人事だったネ。
今後? 首都圏の西側で勤務したい理由があるとすると候補地はかなり絞られよう(15/4)。
○ 2020年1月30日付で東京法務局所属公証人へ(20/2)。
蒲田祐一裁判官≪55期≫
【起訴状受領の確認】
しなかった(14/12)。
【黙秘権告知中の視線】
被告人に視線を向け。
【黙秘権告知中に……】
「被告人がずっと黙っていても、不利益な扱いをしない」 旨の説明なし。
【罪状認否の問いかけ文言】
「さきほど、検察官が読み上げた事実の内容についてですが、なにか間違っているところはありますか」(14/12)
【最終意見陳述を促す文言】
「以上で審理を終わることになりますが、最後になにか言っておきたいことがありますか」(14/12)
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 福岡地裁直方支部
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【その他】
スリムな方(14/12)。
【人事レース/最高裁の意思推察】
○ ≪東京→高松→札幌→大阪→福岡≫ 各高裁管内を転々としている現場担当裁判官。これからだ(15/4)。
○ 2021年7月現在、奈良地裁葛城支部民事部 No.4 のポジションに配置されている。
≪東京→高松→札幌→大阪→福岡→名古屋→大阪≫ 各高裁管内を転々としている現場担当民事裁判官(21/7)。