毎春恒例/日本一、仕事の遅い裁判所はどこだ? 2018年度版
裁判所ホームページで、≪各地の裁判所≫ の 【担当裁判官一覧】 更新状況をチェックし、日本一、仕事の遅い裁判所を明らかにしたい。
すべての裁判所が更新を終えるまで、当欄でチェックを続けることとする。
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【更新終了】
2018年度 「日本一、仕事の遅い裁判所」 は山形地方裁判所(相澤哲所長)に決定した。
いつになったら、更新するのでしょうね。
(2018年5月26日)
その後、6月26 or 27日になってやっと初更新を終えた。大ボケ!
(2018年6月27日)
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■■■更新済み裁判所
■地 裁
(6月26 or 27日に)山形(仙台高裁管内やっとやっと更新終了)
(5月23 or 24日に)前橋(東京高裁管内やっと更新終了)
(5月18日に)松山(高松高裁管内やっと更新終了)
(4月25日に)和歌山(大阪高裁管内更新すべて終了)
(4月25日までに)東京民事(チェック漏れ)
(4月24日に)横浜
(4月23日に)佐賀(福岡高裁管内更新すべて終了)
(4月16~20日に)函館、秋田、新潟、宇都宮、高知、大分、那覇(札幌高裁管内更新すべて終了)
(4月13日に)福岡、長崎
(4月12日に)東京簡裁
(4月11日に)京都
(4月6日に)宮崎
(4月3~5日に)釧路、さいたま、東京(刑事&立川)、千葉、奈良、徳島
(4月2日に)旭川、盛岡、仙台、水戸、甲府、静岡、富山、岐阜、名古屋、大津、大阪、岡山、広島、山口、高松、熊本、鹿児島(名古屋高裁管内&広島高裁管内更新すべて終了)
(4月1日日曜日までに)札幌、青森、福島、長野、金沢、福井、津、神戸、鳥取、松江
■高 裁
(4月6日に)東京
(4月3~5日に)札幌、広島、福岡
(4月2日に)知財、名古屋
(4月1日日曜日までに)仙台、大阪、高松
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【 MEMO 】
●樋上裁判官のお名前が大阪高裁と姫路の両方にある。
●山城裁判官のお名前が松本民事にあった。刑事だったらおもしろかったのに。
●松江刑事の合議体の構成はまさかご夫婦じゃないよね?
●盛岡の片岡裁判官は漂流している印象。
●佐倉刑事は全然やっていないのではありませんか。本当に金曜に公開法廷なんて開かれてる?
●福岡高裁那覇支部刑事は序列に誤りあり。←訂正された
●熊谷刑事の岡田裁判官も漂流している。なぜだろう?
●さいたま刑事5部は無罪判決が出る。楽しみだ。
●行方裁判官は木更津、館山配置でいいの? 何のために高裁陪席をやらせてたんだ?
●東京刑事…代わり映えのしない、新鮮味のないメンバーを見事にそろえたね。今年も東京へは行く気が起きない。
●井下田裁判官がまたまた東京へリターンしてきた。
「福島勤務したら次は東京へ帰します」 って、福島行く前から話がついてるんだな。
今春、福島から帰りの裁判官はほとんど東京へリターンになってるじゃありませんか。
ってことは、男性裁判官も致し方なく福島勤務をしてるってことになりますよね。
本心では行きたくないけど、2、3年後に東京へ戻してくれるって言うから……。
それほど不幸な出来事があった場所を毛嫌いするなら、原発訴訟で原告側を勝たせたらどう?
被告の国を勝たせ、原発認めますよと判断しておきながら、原発の事故地近辺でワークするのはイヤだ。
それはないだろうって思いますよ。
望月さん講演会
20日午後、高知市内で東京新聞社会部エース記者の講演会があった。
とてもとてもエネルギッシュな方で、左手にはマイク、右手は身振り手振りで大忙し。
2時間オールマシンガントークの独演会だった。
その間、飲料を口にするタイムなし、「えーと」 「あの~」 と言いよどむことも一切なし、
講演能力も極めて高い方とわかった。
ニューズオプエド初登場のときの輝きは幻ではなかったよ。
また、本音のお話を聞かせていただきたいと素直に思う。
能登谷宣仁裁判官≪59期≫
●1審一部無罪 【18/5】 ★過失運転致死は無罪



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【人事レース/最高裁の意思推察】
○ 東北エリア現場担当裁判官。いまのところ、寒冷地勤務の多い裁判官(18/5)。
○ 2022春、青森地裁八戸支部に送られ No.2/3 のポジションに配置されている。
寒冷地勤務中心の現場担当民事主体の裁判官(22/4+23/5追加)。
○ 2006年10月秋田へ。
2007春、秋田民事部 No.3/3 のポジション配置へ。
2008春、同民事部 No.4/4 。
○ その後2年間判検交流とのこと。
○ 2013春以降3年間、水戸地裁刑事部へ。
1、2年目 No.5/8 のポジション配置、3年目 No.5/7。
○ 2016春以降4年間、青森家地裁弘前支部へ。
地裁弘前支部では4年間 No.2/3 のポジション配置。
1年目は刑事と民事刑事の右陪席、2年目以降は民事と民事刑事の右陪席を担当した。
○ その後2年間またまた判検交流とのこと。
○ 2022春、青森地裁八戸支部 No.2/3 のポジション配置へ。
1、2年目ともに民事と民事刑事の右陪席を担当している。
(23/5)
高知白バイ事件/第1次再審請求終
すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、一応書き残しておきます。
2018年5月10日付高知新聞朝刊第1社会面報道によると、
「~~最高裁第3小法廷(林景一裁判長)が9日までに、片岡さんの特別抗告を棄却する決定をした。~~」
とのこと。
なお、請求人の片岡さんのブログは12日20時の時点でまだ更新されていない。
★地元紙報道あり(地裁で再審請求棄却決定)→
地元紙報道なし(高裁で即時抗告棄却決定)→
地元紙報道あり(最高裁で特別抗告棄却決定)。
ツイッターに触発されて
現職民事裁判官のこの独白はすごいと思うんですけどね。
https://twitter.com/okaguchik/status/991296421637705729
https://twitter.com/okaguchik/status/991296419985145858
ご自身の勤務されている裁判所がどういう組織なのか、上で仕切る管理職がどんな面々なのか、
ツイッターを見ている国民に裁判官目線でズバリ、指摘している。
一般国民の知らない裁判官の世界の裏側を強烈なサンプルを伴って解説してくださっている。
裏返すと、「通常、国などを相手にした民事訴訟で国民・都民を勝たせることはありません。
藤山さんは特別な方だったんです。自身の出世を棒に振ってまで筋を通されたんです」 ってことになる。
真っ当な判決を出すと上からにらまれて出世できなくなるから、本意ではないけど国勝訴の判決とする。
これがわが国ではノーマルなことだとおっしゃっていると私は受け取る。
極端な話、日本は三権分立もなにもない、前々から民主主義国家でもなんでもないんだよと
訴えておられるようにも聞こえるんだなぁ。
じゃあ、非権力サイドに属する羊のようにおとなしい日本国民はどう対処すればいいんだろう?
最初っから何をされても泣き寝入りをせねばならないのだろうか。
医者や学校の先生に当たり外れがあることは一般常識でも、裁判官にも同様の当たり外れがあることは
私たちが当事者になることが少ない分、知られていないはず。
現職民事裁判官が 「裁判官の世界では判決次第で出世が左右される。弱い側の肩を持つと、
出世できなくなるんだよ」 と国民にささやくからには、国民の側もギアを一段上げて、
裁判官の世界を勉強しておいたほうがいいんじゃないか。
少なくとも国民の側は、裁判という制度を使って国など強い相手にギャフンと言わせたいのであれば、
裁判官なんて正義の味方でもなんでもない、出世のためなら、金のためなら……ねじ曲げる可能性が
存分にあることくらいは前もって頭の中に入れておかなければいけないのだ。
そうすると、だ。
氏のつぶやきが示唆するように真っ当な判決を出す裁判官がきわめて少数派であることを
念頭に置くと、私たちが泣きを見るのはごく一般的なことで、たまたま最初に勝つことがあっても、
次かその次にはひっくり返されてしまうと容易に想像がつく。だったら裁判をやる意味などない。
バカらしくて裁判なんかに金と時間を費やすことなどできないとなる。
でしょ?
じゃあじゃあ、私たちは手出しできないのか。やっぱり泣き寝入りしかないのか。
一連のツイートを拝見していると、国民側が勝つためには最終的に 「政治を変えるしかない」 ことに
行き着く。ほかに出口は見つからない。
最高裁判所裁判官国民審査が機能すれば効果てきめんだろうが、国民の関心がなさすぎてどうしようもない。
氏は人事の黒幕には言及しておられない。さすがにそこまでの深い突っ込みはない。
裁判所内部の話し合い、あるいは人事権者の独断のみで帰結しているのならともかく、
私の見立てではどう見てもそうではない。
だから、 「政治を変えるしかない」 んだと訴えたい。
梅沢利昭裁判官≪51期≫
【起訴状受領の確認】
しなかった(17/12)。
【黙秘権告知中の視線】
被告人に視線を向け。
【黙秘権告知中に……】
新件で被告人に 「しゃべらないことで、不利益に扱いを受けることはありません」 と明言したが、続いて開かれた新件では被告人にその旨を説明しなかった(17/12)。
【罪状認否の問いかけ文言】
「いま、検察官が読み上げた事実に間違っているところはありましたか」(17/12)
【最終意見陳述を促す文言】
「(早口で)以上で審理を終了いたします。~~、なにかありますか」(17/12)
【控訴期間の告知】
「14日以内に」
【ライヴ傍聴した裁判所】
at 富山地裁高岡支部
【地裁で裁判員裁判の経験】
あり。
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【裁判官として信用できるか】
主として刑事裁判に携わっていながら、無罪判決と無縁の裁判官はどうかな(20/12)。
【もしも被告人の立場になったとき、この裁判官に……】
主として刑事裁判に携わっていながら、無罪判決と無縁の裁判官には裁かれたくない(20/12)。
【その他】
さっぱりした方のように見えた(17/12)。
【人事レース/最高裁の意思推察】
○ 中部エリア現場担当民事裁判官(18/5)。
○ エッ、この方刑事裁判官だったのか?
2020年12月現在、大阪地裁刑事13部 No.2 のポジションに配置されている。
刑事主体のようだが、大阪地裁で民事担当経験もある中部&関西エリア現場担当両刀遣いの裁判官。
過去10年ほどの担当歴を調べてみたら、やや特異な経歴の方と判明した。
すなわち2013に大阪地裁1年目は刑事の令状部、2014~16の2~4年目は民事15部にお名前あり。何これ?
大阪地裁で民事⇔刑事間を行きかう裁判官なら、ほどほどの出世じゃないか(20/12)。